WORKS

大空間でつながる家

閉めきった個室は設けず、開放的な住まいづくりをお考えの方にぜひ参考にして頂きたい建築事例です。1階中央に位置するダイニングキッチンから2階の子ども室や主寝室まで、すべてが吹き抜けを通じてゆるやかにつながるのがこのお宅の最大の特徴。そのため、薪ストーブで温められた空気は全館に行き届き、別途に暖房器具を必要としません。また、夏は吹き抜け通じて熱が排出されるため、冷房機器の稼働もあまり必要ないという理想的な温熱環境です。なによりも、お互いの気配を感じながら暮らすことができる、家族間のコミュニケーションにとっても理想的なプランといえます。
取材は建築からすでに7年を経過した時のもの。住みこなされた空間の使い方と、程よい経年変化を見せる外構の美しさをご覧ください。

OUTLINE

建築地:
滋賀県大津市
構 造:
木造(在来工法)
敷地面積:
319.49m²
1F床面積:
69.56m²
2F床面積:
49.68m²
竣 工:
2008年7月

VOICE

分譲のマンションを売却されてこの家を建てられたK様。土地購入からのスタートでした。
「いいなと思った土地は建築条件付きだったり。土地探しは結構苦労しましたね」と奥様。「そんな中、やっと出会えたのがこの土地だったんです」そうおっしゃる敷地は、北側の道路から一段上がった立地となります。

「家についても色々と見てましたね」週末には総合展示場やモデルハウスなどを巡られたそうです。「でも、メーカーの家はどうしてもプラン制限があったり、モジュールが決まっていたりで。自分たちは仕切りのない大空間の家にしたかったのですが、なかなか見つからなくて」そのような中で出会ったのが大輪建設だったそうです。

「大輪さんのご担当者と、主人とが初対面で意気投合して」と奥様。結果、そのまま大輪建設へご依頼いただくことになりました。
「最初の提案でいちばん驚いたのは北側を正面にするプランだったことです」と、南側に庭を設け、建物を北側に寄せるとばかり考えておられたK様。「南面を正面しても、前に建つ隣家の背中を見ることに。それよりも北側に庭と開口を設けましょう。道路から一段上がっているから視線も遮られますしと提案されたんです。結果的に正解でしたね」そのようにして庭に設けたウッドデッキは重宝されているそうです。

「主人が細かいことまでこだわりを見せたのですが、大輪さんの担当者もそれに喜んで対応してくたのがうれしかった」とおっしゃっていただいたK様。確かに、巾木の寸法や板材の厚み、コンセントの位置までひとつひとつ打ち合わせ。そのようなこともあり完成まで数ヶ月延びたてしまったという裏話もありますが、その甲斐もあってお引き渡しから7年経過した今でも、高い完成度と上質の空気感が衰えないK様邸です。

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